特別予約診察 Special Reservation Consultation
特別予約診察とは
特別予約診察とは、厚生労働省の定める保険外併用療養費のうち「時間外診察に関する事項」に基づき、特定の医師が予約時間を厳守し、十分な診察時間枠を確保いたします。
当クリニックでは、初診50分枠、再診20分枠をそれぞれ確保し、最新医療を提供するもので、通常の保険診療費とは別に保険外併用療養費として、初診 13,200円(消費税込)、再診 8,800円(消費税込)を申し受けます。
ご多用のため予約時間に正確性を望まれる方、一般診察より長い診察時間を望まれる方、専門性の高い特別な精神科医療をご希望の方など、ご用命の方は、お電話または受付にてお問い合わせください。
お申込み
特別予約診察は完全予約制となっておりますので、お電話または受付にてご確認の上、お申し込みをお願いいたします。なお、医師と時間調整を行うため、すぐに予約時間を決めることができない場合もございますので、ご了承ください。
特別予約診察医師 Special Doctors
佐々木 幸哉
- 北海道大学医学部 卒業
- 精神保健指定医
北海道大学病院勤務を経て製薬業界に転じ、製薬企業3社で医薬品のマーケティング、臨床開発に携わった後、現在は外資系の医薬品開発業務受託機関(Contract Research Organization)で中枢神経系の新薬の開発に従事。並行して川崎協同病院、北野坂病院、淀川こころのクリニックで臨床活動を継続してきた。医薬品臨床開発で得られた知見を現実の臨床に落とし込む姿勢を旨とし、日本の精神科臨床における多剤大量処方の常態化に懸念を抱いている。「必要最小限の精神科薬物療法」を実践するとともに、既に向精神薬の多剤大量処方・漫然投与が行われてしまっている患者様における減薬調整を得意とする。
【精神科薬物療法の最適化(薬剤整理、減薬、断薬)について】
服用薬の剤数を減らすこと(薬剤整理)や用量を減らすこと(減断薬)はあくまで手段であって、目的は薬物療法を最適化することです。症状の再発や離脱症状のリスクが大きい場合には減薬のご希望に沿えない場合もございます。全ての患者様が薬を減らせるわけでも、全ての薬を中止できるわけでもありません。抗精神病薬でも抗うつ薬でも、ベンゾジアゼピン受容体作動薬(睡眠薬、抗不安薬)でもそれは同じです。減断薬は保険診療の範囲内で行います。高価なサプリメントや機器の購入をお勧めすることはありません。減断薬が可能と判断される場合であっても薬を減らす最適なスピードには個人差があります。最適な減薬のペースが掴め、減薬が軌道に乗れば特別予約診察から一般診察に切り替えることも可能です。
小笠原 將之
- 大阪大学医学部 卒業
- 精神保健指定医
- 公認心理師
- 日本精神神経学会 精神科専門医・指導医
- 日本臨床心理士資格認定協会 臨床心理士
- 日本精神病理学会 評議員・事務局長
- 日本青年期精神療法学会 理事
- 日本児童青年精神医学会 代議員
- 日本ロールシャッハ学会 理事
- 関西ロールシャッハ研究会 運営委員(副代表)
大阪大学医学部附属病院ならびに大阪大学大学院医学系研究科で精神科臨床と精神病理学・精神療法の研究に長年携わる中で、精神疾患と呼ばれる事態の構造や形成・解決の機序、治療的な臨床実践などについて地道に考究・模索しつづけてきた。 現在は関西福祉科学大学教授として公認心理師・臨床心理士の養成に携わる一方、精神科領域の産業医として職場のメンタルヘルスの改善にも取り組んでいる。薬物療法を前提としない精神療法を専門としており、良質な精神療法の実践・提供を目指している。